自分の感情に振り回される人
2019/09/03
連投です。 (^^)
先日、おもしろい記事を読みました。
昆虫を研究している学者の方が、昆虫の生態について、エッセイ調に書いている本です。
その本にはいろいろな昆虫の一生が描かれていて、とてもサバイバルでした。
生物は皆、そうですが、「生きるか死ぬか」。
そんな刹那の中でつつましく生きています。
人類に与えられた特権(?)である「感情」。
他の生物にも一部、感情があると言われていますが、感情が豊かなのは人類だけです。
世界では内戦など繰り広げられていて、「生きるか死ぬか」のギリギリの線で生きている人たちもいます。一方で日本人は、日々の生活の中で「生きるか死ぬか」を考えている人はどれだけいるでしょうか?(病気の人は考えていますね。)
日々、人を見ていると、感情に振り回されている人をたくさん見かけます。
「あー、疲れるだろうな。」とちょっと私は思ってしまいます。
実は、他者に対しての怒りは、自分にも矛先が向かっています。
意外と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、他者に当てている怒りの感情は、自分にも向かっていて、エネルギーを消費します。自身の感情を乱します。自身の思考にも影響します。
例えば、怒りの感情を発して、しばらくして、「あ、言い過ぎたかな。」などの罪悪感が自身が感じることです。怒りだけではない感情が沸き起こります。
これらの感情が厄介です。
自分で自分のことを「不機嫌」にしていることになります。
日常生活では瞬間、瞬間にいろんなことが起こります。
「不機嫌」が収まらないと次にやることにも影響していきます。
「感情のセルフコントロール」という言葉がありますが、これは非常に大切です。
何か事が起こっても、平常心、容易には感情を乱さないことが、自身の感情のコントロールにおいてはとても大切なことです。
冷静な判断が時に必要な局面もあります。
感情が乱されているとこのような判断力にも影響を及ぼします。
感情を乱さないコツは「気持ちに余裕をもっておくこと」です。
いつも自分がいっぱいいっぱいだと感情に振り回されることになります。
いつでもちょっと客観的に自分を見つめる自分がいて、怒りの感情が湧いた時にも少し立ち止まって見る。もしそれができなかったら、怒りの感情の後に気を静める。
そんなトレーニングが必要だと思います。
話は違いますが、今、「あおり運転」が問題になっていますね。
これはまさに感情がかき乱された結果だと思っています。
あおり運転が後をたたないということは、やはり現代はストレスに満ちているのだと思います。
怒りや負の感情は伝染します。
巻き込まれないように、ふーっと深呼吸してみることが大事なのかなと思います。
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