嫌われたくないですか?
2020/06/27
おはようございます。
上記のタイトル、以前にも書きました。
「人に好かれたい」
「人に嫌われたくない」
この感情は誰しも持っている、もしくは持ったことのあるものです。
私も以前、「人に嫌われたくない」人でした。
すごくその部分に気を遣っていて、今、考えると八方美人のような対応であったり、嫌われないことにエネルギーを注いでいました。
しかし、それがムダなことに気づいたことがありました。
それは社内研修にて、周囲の職場の人とどういうふうにかかわっていくかというテーマを受講した時のことです。
その研修では、事前に職場の上司、先輩、後輩の立場の人に私に対するアンケートに回答してもらうという事前課題がありました。
研修当日にアンケート回答結果がフィードバックされます。(もちろん誰がその回答をしたか特定されないようになっています)
そのアンケート結果が戻ってくる時に、私はタカを括っていた部分がありました。
「職場でこれだけうまく人間関係もできているし、業務の要望にも応じている。結果はおおむね良い結果だな。」と。
ところがフタを開けたら、ビックリです。
自身が想定していないような結果が書いてありました。
どのような結果かというと、けっして好意的には捉えられていなかったということです。
「何を考えているかよくわからないような人」というような内容もありました。
この結果を受け取った時は今でも覚えているのですが、頭をハンマーで殴られたような衝撃でした。
そして「なぜ?なぜ?」という問いかけが、頭の中を駆け巡りました。
これまでこんなに努力してきていたのに。。。という気持ちもありました。
衝撃的でしたが、結果的にはこの経験ができて良かったと思っています。
社会に出ると周囲から客観的な評価を受ける機会はきわめて少ないです。
ひいては実際にどう思われているかということは知る由もありません。
この時に考えました。
「あー。八方美人は良くないんだな。もっと自分からしたいことや気持ちを積極的に発信していかないといけないんだな。」と。
日頃から発信しているような気になっていました。
そして何よりも思ったことは、「人に自分が無理をして好かれること、そこに神経をすり減らすことはやめよう」ということです。
極端なことを言ってしまいますが、自分がいくら相手に気を遣ったところで、必ずしも好かれるとは限らないのです。もともと合わないということも人なのであります。
万人に好かれるということはまずありません。
また好かれたところで、嫌われたところでどうでしょう? 人間関係にそれなりに影響はしますが、自分ばかりに原因があるわけではありません。相手の心のありよう、相手の考え方、好き嫌いも投影されます。
ゆえに必要以上にあまり気にしないことです。敏感になる必要はありません。
「ありのまま」で良いと思います。
私はこういうふうに考えられた時に、気持ちがふっと軽くなったことを覚えています。
肩に知らないうちに入っていた余分が力がふっと抜けました。
それでだいぶ人間関係がラクになりました。
「あー。自然体でいいんだな。」と。
働いている限り、人とかかわることは避けて通れません。
よって人とのかかわり方やスタンスがとても重要です。
自身のメンタルヘルスにも大きく影響してきます。
人の気持ちまでは、自分が簡単にコントロールできないということです。
当然といえば、当然のことです。
相手は何か深刻な悩みを抱えて大きなストレスを抱えているかもしれません。
仕事以外で何か悩みがあるかもしれません。
相手にも事情があります。
なにかそういうふうに考えられると周囲の人にも自然体で優しくなれますし、自分のメンタルヘルスにも良いです。
日頃、仕事をしている中で、もっと厳しい局面にある方も多くいらっしゃるかと思います。
あまり自分を追い込みすぎないよう、できれば近くの人に助けを求める、相談されることをお勧めします。
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